新型うつ病のあれこれ【皆でつくろう患者をサポートする協力の輪】

悩む女性二人

仮面を被った病

相談する看護師と医者

私生活、職場や学校での人間関係など色々な場所でのできごとや心のなかで感じたことなどが精神的なストレスとなり、新型うつ病という病気を発症してしまうことがあります。
もともとそんなに食べる方ではなかったのに過食になることがあったり、睡眠時間はきちんととっているはずなのに朝がどうしても起きられないなど、新型うつ病で現れる症状にはさまざまなものがありますが、そんな新型うつ病に似たうつ病に「仮面うつ病」といううつ病があります。
新型うつ病で現れる症状が引き起こされたりすることもあるため、このような呼ばれ方をしていますが、実際は新型うつ病とは少し異なるのです。
では、この新型うつ病と似た仮面うつ病とは一体どんなうつ病なのでしょう。

仮面うつ病とは、やる気が出ない、絶望感にさいなまれるなど精神的な症状よりも、身体的な症状が多いうつ病のことを指します。例えば、夜眠れなくなってしまう不眠症であったり、体に痛みを感じたりするなどです。通常、うつ病は身体的な症状も現れるのですが、それよりも精神的な症状などが強く目立つ傾向があります。そのため、通常のうつ病の状態と違って身体的な症状が強く出てしまうこのタイプは「仮面うつ病」と呼ばれるのです。
しかし、仮面うつ病だからといって精神的な症状が全く現れないというわけではありません。現れてはいるのだけれども、身体的な症状の方が強く出てしまっているという状態なのです。そのため、実際に心に抱えている精神的な症状に気づきにくい、または気づいてもらいにくいのです。
しかし、心に抱えていることは同じです。うつ病の症状が出ているのです。そのため、仮面うつ病を発症している本人はもちろんのこと、周りの人もこうした仮面うつ病のことを知ることで、自分の身近な人の変化にいち早く気付けるようになります。

うつ病は脳の病気といわれており、うつ病に見られる気分が落ち込んでしまうもの身体的な症状が出てしまうのも脳機能が関係しているのではないかと考えられています。そのため、うつ病の治療方法の一つには磁気刺激治療などがあり、脳の血流量を増やすことで低下してしまった脳の働きを再び活動的にするということが行なわれています。磁気刺激治療では脳に刺激を与えて扁桃体という感情などを司る部分の働きを活発にさせることができるため、精神的な症状などが現れるうつ病の改善に役立つとされているのです。
そのため、うつ病のことが気になる人は、一度こうした治療を受けてみることも考えてみるとよいでしょう。